先月、「和樂(わら)」の庭でたくさんで梅がとれました。(移住してから1番の豊作!)
ちょうど父からの連絡をきっかけに「梅漬け」の存在を知ったこともあり・・・
そちらをつくってみたところ、その後1ケ月経過していいかんじにできたため、せっかくなので作り方をご紹介しておこうと思います。
◆材料
完熟梅 1000g
塩 180g(梅の18%)
焼酎(25度以上のもの) 50ml(なくても可)
まずは、肉厚&黄色く熟した傷のない完熟梅を選びます。(買ってくる梅と違って、「和樂」の梅は斑点多めでしたが、これも自然の恵みということで使わせていただきます。^^)
梅のヘタをとり洗ったら、1~2時間水に漬けてアク抜きを。
ザルにあげて水を切り、1個ずつ水気をふきとり、(傷んでいる梅が混じっていた場合は、この段階で取り除く)
それらの梅と塩をかためのビニール袋に入れます。(最初やわらかい袋でやったら破れました・・・^^;)
梅にまぶされた塩が流れないよう、ビニール袋の端の方から滑らせるように焼酎を注いでいきます。
その後、ビニール袋の空気を抜き、上の余った部分をぐるぐる巻きにして真空状態にし、
折り返して輪ゴム留めを。
更にその後、ゴムで留めたまま、ぐるぐるを戻して、しわしわ部分をひっぱり梅酢がたまる「遊び」をつくります。これにより、梅酢が上がって汚れるのを防げるといいます。
中蓋をし、(今回は中蓋がないので平皿で代用)
梅の2倍量の重石をのせます。(重石もなかったので、近くにあったりんご酢の瓶で代用!重さがピッタリでした。^^)
梅が隠れる程度に白梅酢(漬け汁)があがるまで、1日1回、白梅酢を全体にいきわたらせるよう、ビニール袋を揺らします。これにより、梅が空気に触れる時間が短くなるため、カビが出にくくなります。
1週間ほど経ち、白梅酢が梅を覆う位置まであがってきたら、重石を半量にします。(これを土用干しすれば「白梅干し」に)
漬け始めて約1ケ月後から食べられるようになるので、完成したら重石を除き、
梅酢ごと瓶やかめに入れて常温保存しましょう。
気になるお味は・・・昔ながらの酸っぱさでまさに梅干しの王道というかんじでした!
ただ、半年、1年、3年と時間が経つにつれて、味がまろやかになるそうで、そんな変化も楽しみです。
更には、このシンプルに塩のみで漬けた梅は、長い期間保存できるのが特徴で、ビンやかめに入れて保管すれば10年後も食べられるとか?!残った白梅酢も料理に使用できるということで、余すことなく味わえてありがたいですね。
そんなわけで、こちらの梅干し(正確には、干してないから梅漬けですね・・・^^;)は、シソも使わず、干しもせず・・・塩漬けだけで完成するというシンプルさですから、簡単に梅干しをつくってみたい方にはオススメです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子