昨日に引き続き、五月人形についてです。
五月人形もひな人形も飾ったり仕舞ったりするのは簡単ではないのですが、「子どもの頃、こんな風にやってもらってたんだなぁ、大切にされてたんだなぁ」など、大変であるほどに親の愛情を感じるようなところもあり、
「親の心子知らず」なんて言葉もありますが、時間差で感じられる、気付ける愛もあるものですね。
四季折々に、息災や幸せを願ったり成長を祝ったりという心を形にしたものが行事でもありますが、
私が行事を大事にしている理由も、行事そのものの素晴らしさはもちろん、それ以上に、自身の子どもの頃の楽しかった思い出やあたたかな記憶など、幸せな時間と通じるからだということにも気付きました。
年中行事においては、子どもの時だけでなく、その後も毎年毎年巡っていきますから、そうやって時間差で何度も何度も思い出によって心が満たされたりすることを思うと、幼少期においての行事は園でも家庭でも特に大切にしたいものですね。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子