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日本版アーユルヴェーダ?!

一昨日、スリランカにあるアーユルヴェーダ省の大臣シシラジャヤコリ氏が、奥様と秘書、通訳の方と共に来日され、聴福庵に来られました。

 

ちなみに知ってるようで知らないアーユルヴェーダ。

 

調べてみると・・・

 

5000年の歴史をもつインド・スリランカ発祥の伝統医療で、サンスクリット語のアーユス(Ayus/生命)とヴェーダ(Veda/科学)からなる言葉で、医学のみならず生命科学、生活の知恵、哲学の概念も含んでおり、予防医学・治病医学にとどまらずより善い人生を目指すものだといいます。

 

人がより自然の在り様に近い、心身が幸福に満ちた人生を送る上での「智慧」とされ、日常生活の一部として取り入れることをすすめているようで、

 

このような思想は、例えば人が病気になったときに、単に投薬や手術などの対症療法で治療するのではなく、食事・運動・睡眠などの生活習慣全般と、人間関係や考え方などの精神面も含む「生き方」そのものを見つめ直すことで、病気のもとを断つという考え方にも繋がっていき、私たちが追求している「暮らしフルネス」との共通点も大きく感じました。

 

また、アーユルヴェーダ省(正式には伝統医療省)が国にあること自体にも驚きですが、こちらは政府がアーユルヴェーダを後世に伝え、世界に広めるために保健省から2001年に独立させたとのことで、国としても守り伝えたいことが伝わってきますね。

 

そんなわけで、おもてなしでは、ちょうどひな祭りが近いので日本の伝統行事を味わっていただいたり、

 

 

食事は春の自然の恵みをいっぱいに召し上がっていただいたり、

 

 

 

夜は早めに日本の昔ながらの綿布団でお休みいただいたり、

 

 

粕漬けの樽を甦生したお風呂は、朝晩とご堪能いただいたりと、

 

 

暮らしフルネスを体験され、「日本版アーユルヴェーダだ!」の嬉しいお言葉と共に、大変喜んでいただけました。^^

 

素敵なご縁への感謝から、アーユルヴェーダやスリランカの国、人々から生き方を学ぶと共に、改めて日常の暮らしの中にある豊かさに気付ける場づくりをめて大事にできたらと思います。

 

かぐやかコーディネーター

宮前 奈々子