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七五三の室礼 ~2020年~

昨日も七五三について綴らせて頂きましたが、

 

◆七五三のお祝い
http://www.caguya.co.jp/kurashi/32144.html

 

ちょうど先週末には、オンラインで室礼のお稽古もあり、自宅の室礼も「七五三」をテーマにしています。^^

 

 

七五三の飴は、先日会社の皆でお参りに行った「神田明神」のものを盛らせて頂きました。

 

 

盛り物の意味はこちら。

 

グレープフルーツ:大きな柑橘です。柑橘類の橘(きつ)は「吉」に通じ、大きな吉で「大吉」となります。

 

紐:その形からグレープフルーツを鈴と見立て、紐は鈴緒の見立てとし、色で願いを表します(赤は礼)。

 

柿:「嘉来(かき)」で喜び来たるを意味します。

 

千歳飴:長くまっすぐな飴に、子どもたちが素直にまっすぐに成長する願い、千歳の長寿を願います。

 

千歳飴の化粧袋:熊手を持つおじいさんと箒を持つおばあさん「尉(じょう)と姥(うば)」を子どもの姿にした絵柄。長寿の願いと共に、箒は、病や災難をはき捨てて、元気に育ってほしいという願いの象徴で、熊手は、子や孫が七徳を自分の方へかき寄せられるようにとの、祖父母の気持ちを表しています。

 

実はこの他に最初は「秋らしくてよいかも♪」と思い、松ぼっくりもあったのですが、先生にお見せすると「松の木の実で『落ちたもの』だから、これから成長していく小さな子どものお祝いとしては、ちょっとやめた方がいいですね」と。

 

「確かに。奥深い・・・。」と納得。

 

そう考えると、昨年までの「専科」のクラスでは、あらかじめ用意された盛り物で室礼をしていたわけですが、今年の「研究科」からは自分自身で用意が必要なので「ちょっと大変だな」などとも感じてましたが、よくよく考えれば「だからこそお稽古なのか」と反省・・・。^^;

 

そういう意味では、せっかくのお稽古ですから、むしろ間違いを恐れず、もっと自分の想いのままに取り組んでみて、研鑚を重ねていけたらと思います。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子