今日は箸置きについてです。
箸置きは机が汚れないように、また食事中の箸を清潔に保つように使われているものだと認識してましたが、ちょっと調べてみたところ、
その他にも「尖った先を相手に向けない」という日本独自のマナーからきてたり、
古来の食に対する考え方として、食べ物は神様からもたらされ神聖なものとされていたため、箸を使って食べるものであり、食べる前には神聖なものとの結界を作り、感謝の意を「いただきます」の言葉で唱えいただくものとされていて、箸はこの結界の役割もしており、その箸を置くのが箸置きの役目だったりと・・・色々あるようです。
現代では、あまり箸置きを使うことがない人も多いかもしれませんが、箸置きがあると箸を休めることができるため、なんとなく食べるスピードもゆるやかになったり、食卓の空気もゆっくり流れる効果もあるような気がします。
ちなみに、先日お客様がお見えになった時には、お気に入りの箸置きを。^^
こちらは水を入れお花を活けられる箸置きで、庭の花を摘んできたりと準備している時から私自身も心が躍るものですが、ものによっては、こんな風に食卓に彩りを添えてくれたり、おもてなしの心を表現したりするの役割もありますね!
箸置きの可能性、探せばまだまだありそうな気もしますが、
忙しい現代だからこそ、そんな箸置きの力を借りて、お腹だけでなく感謝や喜びの心で満たされる食事の時間を過ごせたらいいですね。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子