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八つ頭

岩のようにも見えますが里芋の一種八つ頭です。

この大きくて、ゴツゴツした八つ頭を使い煮物を作りました。母が好きでお正月に煮物を作っていたことを思い出しますが、いざやってみると皮を剥くのもなかなかの作業です。

 

一般的な里芋は、親芋の上に子芋、孫芋ができるそうですが、八つ頭は親芋と子芋が文球せず塊状で、子孫繁栄を表し、末広がりの意味を表す「八」の字が付き、人の「頭」になるようにということから縁起物として、おせち料理に使われるとのことです。

 

そう言われてもう一度見ると、岩ではなく扇子にも見えないこともなく、謂れや意味を知ると、おめでたさが増す感じがあります。

 

実家に帰れば、母の八つ頭が食べられますが、いつもと違う今年のお正月は、自分でおせちの一品を作ってみる機会にもなりました。

 

全てを自分で手作りすることは難しいですが、自分で作ってみるとその謂れが頭に入ってきますし、自分も八つ頭が好きなんだなということを改めて感じます。

 

思っていたより見た目が醤油色で、あれ?と思いながらも、決してしょっぱくはなく美味しく仕上がりました。

 

母と同じよう味付け、見た目とは異なりますが、ホクホクして、美味しい!と自画自賛しながら、お正月の準備を進めています。

 

そして、今年1年本当にありがとうございました。

来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

奥山 卓矢