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公との接点のデザイン

先日のシンポジウムの中で、

 

現代の町はこんなにも文明が発達しているのに、

不思議なことが起きているということを聴きました。

 

下町の倉庫街が廃れて廃墟のようになった地域を

再開発した時、せっかく新しくなって、

マンションも沢山建って、そこに暮らす人々は

以前と比べて凄く増えてたのに、、、

 

不思議なことに、以前にもまして、

道路には人がいなくて閑散としてしまった。

 

人々が自分の家以外の場所=パブリック(公の場所)

で過ごす時間が減り、地域性が消えているそうです。

 

そこには、公の場へ人々を導き出したり、

過ごしてしまうような導線づくり(デザイン)が全くありません。

 

世の中には、物事を変えていく影響力のある

「アクティビスト(モノ言う投資家)」がいます。

 

大変に頭もよく、影響力もありますが、、、

 

『せっかく良い思想や知識を持っていても、デザインがダサいと本当にもったいない』

 

街づくりを実践するその方は、思想だけでなく、環境づくり、環境設定という

「デザイン」の重要性を強く発言していました。

 

そのことは、なんだか保育の現場でも全く同じことのようで、、、

 

どんなに思想が素晴らしくても、その環境設定が弱くては

絵に描いた餅のようになってしまったり、継続的に行うことが出来なかったり。

 

思想や理念を習慣や文化、仕組みや暮らしにどれだけ環境設定していけるのか

そんなデザインという視点を同時に大事にしていきたいと思います。

 

 

ミマモリスト 眞田 海