今日、種苗店に行くと、軒下にツバメ&ツバメの巣が!
私が感動しながら写真を撮っていると、お店の人もニコニコ外に出てきました。^^
日本では昔からツバメが巣をつくると家が栄える、商売が繁盛するとされ、農村でも害虫を食べてくれる益鳥として大切にされてきたそうで、人間とツバメはまさに共存共栄の関係。
またツバメの巣は、湿った土と枯れ草に唾液を混ぜてつくる立派な土壁だそうで、古巣があればそれを修復して利用しますが、なければ一からつくることもあり、その場合は泥を乾かしながら少しずつ積み上げるので、1週間から10日間ほどかかるといいます。
更に、川がコンクリートで護岸されている都会のツバメたちは、枯れ草や泥が見つからずに苦労することも多いとか。
そう考えると、人間にとっては色々便利だったり都合がよい暮らしであっても、自分の知らぬうち、気付かぬうちに、色々な生き物が暮らしづらくなっていることが、思った以上に多いのかもしれません。
子育てをする姿を間近に見せてくれると鳥というのも珍しく、その姿にどこか優しい気持ちが引き出されるものもあり、
昔からツバメを喜んで迎え入れたり、古巣を残してくれていたりと、ツバメを大切にしてきた人々がいたからこそ、ツバメは人間を信頼してくれるようになったことを思うと、
繋がりを意識したり想像したりして他に配慮することや、受け入れる寛容さを大事にしていきたいものです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子