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あたりまえではなく特別

昨日から鹿児島の保育園の方々が来られ、「暮らしフルネス」を体験されました。

 

2日目の今日は、禅僧の方と一緒に座禅を行い、

 

 

その後は、食事作法を教えて頂きながら食べる修行も。

 

以前にも作法について教えて頂きましたが、

 

◆食べる修行
https://www.caguya.co.jp/kurashi/44158.html

 

 

今回もはじめに「五観の偈(ごかんのげ)」を唱えてから、親指、人差し指、中指の三つの指を使ってご飯のお椀を目の高さまで上げ、3口無言でいただきます。

 

 

更に今回は、食事の終わりに、沢庵漬けを1枚だけ残して、空のご飯のお椀にお茶を入れその沢庵で洗い、次にお湯を入れて洗い、そのお湯を飲み干す・・・ということも行いました。

 

 

その際に唱えた「折水の偈(せっすいのげ)」は、「洗鉢による天国のような甘露の一滴を施します。知足と供養をもたらしますように」という意味合いのようですが、まさに最後に頂いたお湯は、体にしみわたるような不思議なおいしさで、イメージと全然違っていたのが印象的でした。

 

座禅からの流れもあるのでしょうが、こうして作法に則り、終始食事に集中し丁寧にいただくと、胃袋というよりは心身が満たされる感覚で、こんなにもおいしく味わい深くなるのだと驚くばかり。

 

先日の「中秋の名月」にも通じる気付きですが、

 

◆中秋の名月 ~2022年~
https://www.caguya.co.jp/kurashi/44412.html 

 

暮らしの中にある、日々の食事や毎晩のお月様など身近であたりまえになりがちなものが、実は特別な時間だったり存在だったりすることを実感するからこそ、改めて先生たちや子どもたちと一緒にそんな尊さに気付ける場を大事にしていきたいと感じています。

 

かぐやかコーディネーター

宮前 奈々子