昨日に続き「一円対話」についてです。
私自身、どちらかというと子どもの頃から人前で話したり大勢の人の前に立ったりすることが得意ではなく、以前は一円対話の進行役となる「聴福人」を務める際(特にお客様など社外で行う時)にもよく緊張したりして、
「自分が緊張している時は自分の心配をしていることが多いから、もっと参加者に心を配る方がよい」「たとえ緊張していても、周りが不安にならないように、あまり緊張を見せない方がいい」などとアドバイスをいただいたことがあります。
それからは、緊張する度にその言葉を思い出し、自分自身の参加姿勢を整えたりしているわけですが、
気付けば、その後も多少緊張することはあっても、以前のように汗をびっしょりかいたり顔が真っ赤になったり…という緊張はなくなってるなぁと感じるものがあります。
これは単なる「慣れ」というよりも、これまでに社内はもちろん社外の方を含め、何度も何度も一円対話を行ってきた中で、
例えば、ちょっと人間関係や組織の風通しなどで問題があったとしても「それは誤解だから一円対話をやれば大丈夫」「今はちょっと違和感あっても続けていくことで変わっていく」などの実感が積み重なり、圧倒的な一円対話への信頼感&安心感が増してきているからなのだと感じます。
ルールカードにある「自分たちがなぜ参加するのか」のところには「皆が目指す理念や目的のために、自分たちから大事なものを大事なままに改善を続けて育てていくためです」とありますが、
こちらが大事にすることで、気付けば逆に大事にされたり支えてもらったりの関係性が育まれているかんじもしますので、
改めて、皆が目指す理念や目的のために、一円対話を含め、自分たちの商品や取り組みに対しても、変化に対応し大事に改善しながら、信頼関係を築いていけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子