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衆知を集める体験型研修

昨日、弊社の『ミマモリングソフトウェア』をご利用いただいている園様に訪問し、改めてこのソフトの目的や活用の仕方などをお伝えしてきました。

 

基本的には、ソフト導入時の「導入研修」と同じ内容を行うのですが、この研修も社内で何度もブラッシュアップしてきたこともあり、数年前と今では全く形式が異なるものになっています。

 

以前は画面を見せながら、こちらが一方的に「意味や意図を伝える」というティーチング形式をとっていました。しかし、これでは先生方が「覚えて帰らねばならない」という負担や、「一方的に受ける側になってしまう」というしんどさがあり、その場でわかった気にはなっても、あまり実のない研修になってしまうこともしばしばありました。

 

そこで今ではワークショップを基本として進める『体験型研修』の形式をとるようになりました。

 

 

 

 

こちらはあまり多くのことをお伝えせずに、どちらかというとファシリテーションに徹して、体験から「先生方の気づきを引き出す」というようなことを心がけて進めていくと…

 

昨日の研修でも、参加者それぞれの先生方から大切な気づきが発せられていき、その全員の声を集めると、もうこちらから何も伝えなくても「意味や意図が伝わっている」という状況になっていました。

 

何より体験型研修は、先生方が楽しそうに子どもの発達について話し合ったり、環境の工夫のアイデアを出し合ったりしていて、その姿を見ていると子どもたちと同じで、やはり体験することは面白く、そこからの学びは身になりやすいものなのだと感じられます。

 

食材それぞれの味をしっかりと引き出したら、「余計な味付けはしなくても美味しいスープが出来てしまう」という、そんな感覚なのかもしれません。

 

答えは先生方の中にあるものと信じて、衆知を集めるような、先生方が主体となる研修を大事にしていきたいと思います。

 

ビジョンリスナー

大河内 盛友