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暮らしを支える道具たち②

暮らしを支える道具たち

 

かつお節削り器に引き続き、
普段使っている包丁たちも一緒に研ぎました。

 

我流で研いでいるので、どうも自分の癖がつきます。

 

砥石で研ぎ始めて4年。
自分の癖は砥石と包丁に現れます。

 

砥石の全体を使っていないと一部にゆがみが生まれ、
その一部を治すために砥石全体を削らねばなりません。

 

包丁にも、自分の研ぎ方が現れ、刃が持つ曲線が
次第に少しずつですが、直線的になってきてしまうこともあります。
それを直すために研いで包丁をどんどんと消費しなければなりません。

 

これは、仕事も同じだなと思います。

 

自分のやりたいように、自分の思うとおりに、
自分のベストを尽くしたり、
反対に言われたことを尽くしたからと言って、
自分がやった仕事をちゃんと何年も何年も、
見続けていなければ、自分の癖は分からないのだと思います。

 

起きた事実。お客様や仲間の声。

 

良いところばかりを見るのではなく、
事実に全部ちゃんと耳を傾け、目を凝らすということ。

 

目をつぶって、耳をふさいでいるところにこそ、
成長と学びのチャンスがある。

 

そんな風に感じます。

 

今回は4年染みついた研ぎ方を一度捨て、
まっさらに学び、包丁、砥石が喜ぶような研ぎ方とは?!と
改めて一歩を踏み出してみました。

 

不思議なもので、踏み出したばかりですが、
それでも今までよりは格段に切れ味が上がるんですね。

 

きっとそれは、今までの研ぎ方を捨てても、
今までの経験が積み重なっているからだと思います。

 

仕事もきっと同じこと。
やり方を捨てても、積み上げてきた経験が消えるわけではない。

 

新しいことにチャレンジする勇気をもらったような気がします。

 

 

 

ミマモリスト 眞田 海