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三つ子の魂百まで

次回の「ミマモルジュメルマガ」のテーマは「ひな祭り」ということで・・・先日社内で、ひな祭りの思い出などを話す機会がありました。

 

ひな人形を飾っていたことや、ちらし寿司やあられなど食べた記憶はうっすらあるものの、自分自身がひな祭りを含め、子どもの頃の記憶があまり残っていないことを感じ、せっかくなのでその夜に、母にもひな祭りの思い出を電話で聴いてみることに。

 

すると、初節供に広島の祖母がひな人形を用意してくれていたこと、また、幼児期には同じマンションに住んでいた友達を招いて一緒にお祝いをしたり、近所に咲いていた菜の花や桃の花をとってきて飾っていたこと、

 

更には、そこから家族や祖父母、ご先祖様の話にまで広がったりもして・・・気付けば2時間も長電話をする程でした。^^;

 

そんな母親との話を通して、とても驚くことがありました。

 

自分自身、大人になって室礼と出会い、行事の豊かさや大切さを感じて子どもたちにも残していけたらと思っていたり、

 

暮らしの中にお花があることに心地よさを感じる中で、そんな花もお店で買うものより、道端や畑、社内ガーデンなど身近で咲いているものをとったりして飾る方が、あるものを活かしているかんじがしたり、より季節を感じやすかったり、暮らしの中で身近な自然と親しんでいるような感覚があり、好きだなぁと感じていたりするのですが、

 

母との電話によると、母も昔から節目節目の行事をとても大事に取り組んでくれていたり、そこで登場するお花も花屋で購入するというよりは、道端や土手などからとったりしていて、友人に笑われていたそうです。

 

子どもの頃の楽しかった記憶や親からしてもらった心地よい記憶が残っていて、自分も大事にしたいと思うことは、なんとなくわかるものですが、

 

今回のように、自分の頭の中に記憶として残っていたわけでないのに、大人になってみれば同じようなことを大事にしているこの事実に衝撃を覚え、記憶に残っていなかったとしても、小さい頃にやってもらったことというのは、自分の中に確かに残っているものなのだと感じました。

 

そういう意味では、「三つ子の魂百まで」という言葉もありますが、幼少期の環境や体験が本人に与える影響というのは、自分が頭で思っているようなものをはるかにこえて、大きいもののような気がし・・・

 

改めて、行事の意義、そして子どもに繋がる今の仕事の意義を考えさせられる機会になりました。

 

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子