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しめ飾り

クリスマスが終わると、一気に年末感が漂いますが・・・本日訪問させて頂いたある保育園では、学童の小学生たちが「しめ縄づくり」を行っていました。

 

「子どもは力が弱そうだから難しいのでは?」とも思いましたが、できたものを見せてもらうと、しっかり上手にしめられていて・・・なんとも立派なしめ飾りが!

 

 

こちらのしめ飾りは、形も色々ですが、ついている「飾り」も様々で、それぞれの飾りにもしっかり意味があるといいます。

 

例えば「ウラジロ」という名のシダは、葉の裏が白いため、裏のない潔白な心をあらわしたり、「裏が白い=共に白髪が生えるまで」などの意味もあるそうです。

 

また「ダイダイ」は「代々」と同音のため、孫子の代までの繁栄を願っています。

 

他に「ユズリハ」も、新しい葉が成長してから古い葉が落ちるので、代々途切れることなく子孫に繁栄をゆずっていくように・・・との願いが。

 

室礼の「言葉の盛り物」にも通じますが、昔から続いているものには本当に奥深さを感じますし、昔の日本人の自然を見るまなざしや繋いでいくチカラには感動をおぼえます。

 

そして、子どもがつくったしめ飾りは、ご家族もとても喜んでくれるそうですが、こんな日本文化に触れる体験が子どもたちのその後の人生、未来に与える影響を考えると、なおさら喜ばしく大きな意味を感じます。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子