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地域で見守る「あじさい」

東京都五日市にある、南沢あじさい山へ行ってきました。

 

50年前、ご先祖様のお墓まで行く間、花の中を通って行けたらと考え、2株のあじさいを山の中に植えたことがきっかけだそうで、それ以来50年あじさいを植え続け、今では15,000株を超えるあじさいが咲き誇り、花咲か爺さんと呼ばれる南澤忠一さんという方がおられます。

 

 

あじさい山へ向かう前、立ち寄ったカフェのオーナーは、この南澤さんと一緒にあじさい山を守ろうと活動されている方だそうで、動画の最後に登場しています。

 

そのカフェの店内には、あじさいを使ったドライフラワーのリースがあり、お話を伺うとあじさい山のあじさいを何か工夫出来ないかということでリースにしたそうです!初めてあじさいのリースを見ましたが、色鮮やかなあじさいも素敵ですが、ドライフラワーになるとまた違った雰囲気で、あじさいを皆で大事にしている気持ちが伝わってきて、そこにまた美しさを感じました。

メニューには甘茶を使った「甘茶のレモンソーダ」を頂きましたが、甘茶はあじさいの仲間だったことも初めて知りました!あじさいは目で見て楽しむだけではなく、ドライフラワーにし変化していく様子を楽しんだり、飲んでも美味しい!という新たな魅力を発見しました。

そして、あじさい山を下りる際に、自動販売機の前で何やら作業をしている方がおらわ、まさか、南澤さん?と近づくと、やはりそうでした!

 

綺麗なあじさいを観させて頂き、ありがとうございました!とお礼を伝えると、「見頃は、もうちょっと先かな」と、朗らかな笑顔で話してくださいました。御年90歳、缶やペットボトルの仕分けをあじさいを見に来られる方を見守りながら、まさかお会いできると思わず、優しい笑顔で見送って頂きました。

 

ご先祖様のために、そして、あじさいを見た方が喜ぶからと50年。自分に出来るだろうかと考えさせられます。

 

そして、この地を守りたいと思う方々が現れていること。地域にあるカフェのスタッフの方が、お山のことを丁寧に話をして下さること。

 

あじさいの美しさはもちろんのことでしたが、南澤さんはあじさいだけではなく、それ以上に地域の人達それぞれが、この地を大事にしたい!守っていきたい!と地域の方の心まで咲かせている行いに美しさを感じました。

 

私自身も自分の地元のことを知り、自分の街を大切にしていくことを大事にしていきたいと思います。

 

 

ミマモルジュ

奥山 卓矢