昨日は五月人形について綴らせて頂きましたが、
◆五月人形
https://www.caguya.co.jp/kurashi/53748.html
ひな人形の時は赤い布の緋毛氈だったのに、五月人形は緑だったのでどんな意味があるのか調べてみたところ・・・
◆緋毛氈
https://www.caguya.co.jp/kurashi/52572.html
緑色の意味は諸説あるものの、ヨモギや新緑を意味しているそうです。
ヨモギは毒消しの作用があることから清らかな色と考えられており、中国ではヨモギには厄災を払う力があり、健康祈願の意味合いがあって、それが日本に伝わり緑色の毛氈が定着したみたいですね。
また、新緑は青竹の色を表し、天に向かって真っすぐ伸びるところから、健やかにすくすくとまっすぐに育ちますようにとの親の願いも。
端午の節供、五月人形飾りは節供の行事の一つですから、お家の中にお供え物をして神様に来ていただきお願い事をするというのが大前提で行われておりますので、その神聖な場所をお家の中に作るため緑色の敷物をしているということでした。
緑の毛氈にこんな意味があったとは、やっぱり奥深い。
よく分からないままに飾ってしまいましたが、モノの色や形にこめられた意味を知ることでより意味深いモノ、行事に感じられてきます。
引き続き、「事を行う(=行事)」を通して、学び文化を繋いでいけたらと思います。^^
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子