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第二の故郷

カグヤに入社してから一人暮らしをはじめ、今のマンションに住み8年半が経ちました。はじめての一人暮らしに期待を寄せながら、今の家をはじめて内見したときの第一印象は「狭っ!」と思いました。

 

東京での一人暮らし。1Kだったらそんなものかと思いながら、ベットや机を置いたら部屋は、ほとんどいっぱいで、それでも生活しやすいようにと、自分なりに居心地の良い空間を作って気づけば引っ越しをせず、暮らし続けていました。

 

そして、結婚を機にこの家とももうすぐお別れすることになりました。引っ越しのコツを調べてみると、まずは物を出すことということで、物を出していくと思っている以上に本などがたくさん出てきました。

 

荷物は少ない方だと思っていましたが、普段クローゼットに入っていて目に見えていないだけで、引っ張り出すと意外と物が増え、こんなものもあったな~と記憶が蘇ってきます。

 

そして、片付けを進める中でAmazonで本を買う時よく、もったいない本舗で購入していましたが、今回はもったいない本舗を利用して、本を引き取ってもらうことにしました。自分が読み終わった本が、今度はまた別の誰かの手に渡り読んでもらえると思うと、捨てるよりも有効的で、自分もこれまでどなたかのそんな本を手にしていたのかもしれません。

 

行きつけの中華屋さんと美容院にも挨拶をすると、だんだんとこの街を離れる実感が湧き、随分長い間、この街にいたのだと改めて考えさせられます。

 

入居当初はすぐに引っ越すかな?と思っていましたが、住んでからはそんなことを考えることもなく、出張で家を空けて戻ってくるとやはり安心したり、近所の公園に散歩へ行ったり、あんみつ屋へ寄ったり、春には川沿いに咲く桜並木の道が好きだったり、この街にいつの間にか愛着が湧いていたのだと、しみじみと感じます。

 

今はバタバタと片づけが慌ただしいですが、最後はきれいに掃除をして感謝を伝えて家を出たいと思っています。

 

ミマモルジュ

奥山 卓矢