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冬至

この前の月曜日は冬至ということで、柚子湯にゆっくり浸かりたいところでしたが、共同浴場でもあるスポーツジムのお風呂に勝手に柚子を浮かべるわけにもいかないので、代わりに仲間のクルーにもらった柚子をブレンドした柚子茶と冬至かぼちゃをいただきました。

 

冬至は一年で最も夜が長く、太陽の力が一番弱まる日。

この日は柚子湯で身を清め、小豆粥や冬至かぼちゃを食べて厄を払います。

 

ここだけを見れば何だか陰鬱とした気持ちになりそうな冬至ですが、実はこの日を境に再び日が延びることから、太陽が生まれ変わり力が甦ってくる日と捉え、中国や日本では翌日から再び陽にかえる「一陽来復」と言って上昇運に転じる日と考えられているそうです。

 

なので太陽の色を表す赤色の小豆で厄を払うのも、栄養豊富のかぼちゃを食べるのも、運気が下がるを防ぐとか、病の気を遠ざけようといった負の感情というより、どちらかというと明日からやってくる上昇運にガッチリ乗っていけるよう、鋭気を養いしっかり備えておこうというかなりポジティブな思考からの教え。

 

それに柚子湯も血行を促進し冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防する効能があったり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCは美肌効果、芳香はリラックス効果といいこと尽くしです。

これもいまは科学的、医学的根拠に基づいてその効能も証明されていますが、昔の人は暮らしのなかで培われた経験からこうした知識を得ていたのですから驚きです。

 

こんな風に暮らしそのものが学びの場というのは、あらゆる答えが簡単に手に入るいまの世の中では、とても贅沢な事かも知れないと少し残念に思います。

日常の中にたくさんの発見やワクワクを見つけられるよう、丁寧に暮らしていけたらと思います。

 

 

ミッションパート

佐藤真樹