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病は気から

毎年3月には、なぜか体調を崩してしまいます。

 

今年も例外なく体調を崩し、動悸、息苦しさ、胃の不調などで数日寝込んでしまいました。

「今年もか…」とうんざりしながらも、季節の変わり目や気候を敏感に感じ取る「正直な体」なのだと、律儀に同じ時期に体調を崩す自分に感心しています。

 

いつもと違うことといえば、今回初めて受診した病院で漢方治療に詳しい先生に出会ったことです。

といっても漢方しか処方しないのではなく「東洋医学と西洋医学はどちらも一長一短」とそれぞれについて丁寧に説明してくれた上で、薬と漢方どちらを選ぶかは患者である私が判断して下さい、という考えの先生でした。

 

じっくりと体質改善をしたかったので今回は漢方を処方してもらいましたが、驚きだったのが漢方薬の正しい飲み方です。

 

漢方の顆粒をコップ3分の1くらいの白湯で溶かし、湯気と一緒に生薬の香りを味わいながら飲むという方法です。

「インスタントコーヒーを口に入れて後からお湯を飲んだりしないでしょ?それと一緒だよ」と先生は仰います。

 

今までは漢方の苦みを極力味わいたくないため、顆粒を口に入れたらすぐに水で流し込んでいましたが、教えて頂いた方法で飲んだ方が苦みを感じにくく、目からうろこでした!

 

現代でいう漢方薬は、生薬を煎じた液を乾燥し粉末化させてものということは知っていましたが、お湯に溶かすことで煎じた状態に戻すことができて、漢方独特の味や香りを感じることが刺激となり、薬の効果を高めてくれるそうです。

さらに顆粒のまま飲むよりも吸収されやすく、早く効くのだとか。

 

何よりも「漢方と市販の薬は対立するものではないよ。両方の長所を生かす使い方をすればどちらも味方だよ」と明るく仰る先生との出会いが有難く、薬を飲む飲まない以前に、また何かあった時には相談させてもらおうと思える存在ができたことが嬉しく感じました。

 

診察が終わると心なしか体が軽くなったような気がして、まさに「病は気から」なのだと実感。

 

心と体が安心できる場所や物をひとつでも多く見つけたいと思います。

 

 

美化コーディネーター

眞田 由莉