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日本とホイアン

夏季実践休暇の後半は、幼なじみと一緒にベトナム中部の世界遺産の町・ホイアンに旅行に来ています!

 

そんなホイアン旧市街地には「日本橋」と呼ばれる橋があり、

 

 

そこには「ホイアン」と日本語の提灯がかかっていたりもして、明らかに日本との繋がりを感じたので調べてみたところ・・・

 

 

やはり日本ととても縁のある橋で、今から約400年以上前の江戸時代が間もなく始まろうとしていた1593年に、当時ホイアンに居住していた日本人が架けた橋と言われているそうです。

 

実は江戸幕府が鎖国政策を行うまでは、朱印状の1/4にあたる程ホイアンと交易が盛んだった歴史があったそうで、ホイアンに500人ほどの日本人が住み、日本人街もあったとか。

 

そんな当時の日本人街と中華街を結んでいたこちらの「日本橋」の正式名称は「来遠橋(らいおんばし)」と言い、「朋あり遠方より来たる、また楽しからずや」という論語から後に名付けられたそうですが、

 

 

現代のベトナム語では Chùa Cầu(橋寺)とも呼ばれ、その名が示すとおり、橋の中に祠が設けられていました。

 

 

そして、橋の両端にある申と戌の木像は、申年に建築が始まり戌年に終わったことからだとか。

 

 

 

また、こちらホイアンはランタンの産地として有名で・・・

 

 

ちょうど今回の旅でも、満月の夜に行われる「ランタン祭り」にも重なり、満月の明るさとランタンで輝く街並み、更には川に流された多くの灯籠の灯りが創り出す幻想的な景色にはウットリでしたが、

 

 

こちらのランタンは、江戸時代に朱印船易品として日本の行灯(あんどん)がホイアンの人々に伝わったという説が有力だとか?!

 

実は、友人に誘われ旅の行き先を決めるまで「ホイアン」という場所も名前さえも知らなかったわけですが、まさかこんなにも日本と縁のある場所だったとは驚きでした。

 

そしてこんな風に、美しい景色や歴史的建造物、行事や美味しい料理など・・・旅を楽しませてもらっていますが、自分が知っていようといまいと、どこかで繋がっていたり、どれもこれも長い歴史を経る中で誰かの尽力のおかげによって成り立っていることを忘れずにいたいものです。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子