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アニミズムの世界

我が家は、妻と娘との3人暮らしですが、家族にも近いような存在になっている「ぬいぐるみ」たちがいます。

 

特に娘が幼稚園児だった際の遠足先で購入してきた「うさぎのぬいぐるみ」は妻もお気に入りで、得意の裁縫で専用の服を作ってあげたり…と、まるで人格(?)が宿っているかのように二人の間でぬいぐるみ遊びが展開されてきました。

 


妻がいろいろなシーンを写真に撮りためています。

 


新入りの巨大なぬいぐるみを前に驚いている様子とのこと。

 


ねじり鉢巻きをしめて…これはお祭りの屋台でしょうか?

 

私は外遊びなど身体を使った遊びの方が得意であるため、このような遊びにはとても入っていくことは出来ませんが、妻と娘の間では様々なストーリーが展開されているようで、その一端を見ていると微笑ましく思えます。

 

日本には古来からアニミズムの思想というものがあり、動物や植物をはじめ無生物に至るまで、すべてのものに「いのち」があると信じられてきたと言われます。そして八百万の神々が宿るというのは、常に自分以外のものに心を寄せる、その気持ちを考えるという暮らしの在り方だったようにも思えます。

 

このような「ぬいぐるみ」を通した遊び一つでも、「物」に心を寄せるという感性は育っていっているのかもしれないと思うと、大人になってもこんな風に擬人化して遊べる妻の感性をあらためて尊敬しつつ、二人とぬいぐるみたちとの物語をこれからも見守っていきたいと思います。

 

 

ビジョンリスナー
大河内 盛友