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祖母とケーキ

今日はクリスマスですね!

 

「今朝は枕もとのプレゼントに喜ぶ子どもたちが沢山いたんだろうなぁ」などと想像しながら・・・ふと自分の子どもの頃を思い出しました。

 

昔から寝るのが好きで、目覚めても「いつまでも寝ていたい」というかんじでしたが、この日ばかりは、起きるのが楽しみだったと記憶してます。^^

 

そんなクリスマスということもあって・・・週末はちょうど広島の祖母宅で珍しく祖母、母、私と3代揃って過ごせたので、一緒にクリスマスケーキを食べたり記念写真を撮ったりしました。

 

 

祖母はもう93歳で、普段はヘルパーさんの協力のもとひとり暮らしをしており、もう自分で移動したりすることもできず、食べ物も制限されていたりするのですが、そんな祖母が、ケーキをゆっくりしっかりとかみしめ味わっている姿を見て、なんだか感動しました。

 

若い頃はフットワークが軽く、広島からよく東京にも来ていたり、色々なところに連れっていってくれたりと活発だった祖母だけに、どんどんと一緒にできることが少なくなっていく寂しさもある中で・・・こんな風に一緒にケーキが食べられるというのはとても幸せなこと。

 

そして今、色々と一緒にできなくなったからこそ、子どもの頃を思い出しては、これまで色々としてもらったことの大きさを感じて、本当にありがたい気持ちになりますし、また今は、自分ができることを祖母にしてあげたいと感じるのです。

 

そんな祖母に「また、色々なところに行ってみたいと思わないの?」と聞いてみると、「思わないよ。おばあちゃんは、やりきったから後悔してないの。」とあっさり。

 

あたりまえのように食事をしたり歩いたりしている自分に対して、祖母は、老いていく中でそういうことが不可能になっていくという自然の流れをそのまま見せて教えてくれているようでもあり・・・

 

自分自身、いつ何ができなくなるのか分かりませんし、この命もいつまで続くのかは分かりませんが、だからこそ、今できることを全力でやり沢山の思い出をつくって、祖母のように後悔しない生き方を大事にしたいと思っています。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子