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初めてのお年玉

子どもの頃、お正月の楽しみでもあった「お年玉」ですが、今年のお正月には、姪っ子が小学生になったこともあり初めてお年玉を渡すことに。

 

姪っ子が誰かからお年玉をもらったのは人生で初めてのようでしたが、実は私自身もお年玉を渡すのは人生初めてのことで、金額や渡すタイミングなどなんだかドキドキするほどでした。^^;

 

さて、そんなお年玉について調べてみると、かつては、今のように現金をぽち袋に入れて大人から子どもに渡すものではなかったとか。

 

もともとは、年神様から新年に授かる「新しい魂」を「年魂 」(としだま)といい、今では誕生日がくるとひとつ年を取りますが、かつてはお正月に年神様から「年魂」をもらって皆ひとつ年をとったそうです。

 

これがいわゆる「数え年」という年齢の数え方で、年神様の「年魂」をいただく・・・というのが本来のお年玉。

 

また、そのいただき方は、年神様に供えた丸餅を食べることで、年神様に供えて、御魂(みたま)が宿った餅玉を、家長が家族に分け与えた「御魂分け」が始まりだといいます。

 

そして、この餅玉を「御年玉」「御年魂」と呼んだことから「お年玉」といい、このお餅を食べるための料理が「雑煮」ということのようです。

 

 

お年玉もお雑煮も、子どもの頃からお正月の楽しみでもあり身近なものでしたが、こんな背景があったとは知らず驚きです。^^;

 

こんな「お年玉」を含め、お正月の行事や風習には、年神様をめぐる一連のストーリーがあり、やっぱりそれぞれに深い意味が込められているのですね。

 

時代の流れによって色々と形は変わっても、日本人として本来の意義は子ども達へと受け継いでいけたらと思います。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子