自分で決めること｜株式会社カグヤ

私の人生の中で、大きな刺激、影響を受けたひとつの場でもあった「ビーチロックビレッジ」。

これまで1000人以上で創ってきたといわれるそんな場が、12年経ち幕を閉じるということで･･･

当時、その場で一緒に働いてきた仲間たちと弾丸で沖縄に行き、昨日3月31日、ファイナルイベントに参加してきました。

私たちがいた頃は、正式にオープンする前の準備段階だったこともあり、続々と新たな建物もできて、まさに「これから」という勢いや活気にみなぎっていたような気がしましたが、あれから12年経過し、老朽化した建物を見ると「これで終わり」ということも重なってか、どこかさみしげな印象を受けました。

そういう意味では、もしかしたら、始めることよりも続けること、つくることよりもなおすことの方が、はるかに難しいことなのかもしれません。

今の2代目代表は、ずっと夢だった劇団にこれから専念するそうですが、10年前「一生ここでやる」と約束した中で、今回の辞める決断に至るまでには沢山の葛藤があったかと思うと･･･

その約束が守られなかったことよりも、本当に大変なことばかりだったであろう中で、12年も頑張って続けてきたことや、

自分に嘘をつかずに生きることで、ある意味、自分との約束をしっかり守っていることのすごさを感じています。

私自身、会社を辞めることなど、人生の節目を自分で決めることのこわさ、大変さを体験したことがあるからこそ、決めた内容にどうこう言うよりも、むしろ自分で決めたことや挑戦していることに対して応援したいものですし、

自分自身も一度きりの人生ですから、何をするか、何を得るかということの前に、自分が納得できるようやっぱり自分に嘘をつかずに自分らしく生きることを大事にしていけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前　奈々子

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