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社内木鶏 ~2019年7月~

毎回、初心会議の朝には、皆で人間学を学ぶ月刊誌「致知」を読み、自身の実践と照らし合わせながら、皆で感想を共有し学び合う「社内木鶏」を行っています。

 

◆社内木鶏
https://www.chichi.co.jp/study/contentsstudy/shanaimokkei_about/

 

そんなわけで今月もこちらのブログで感想文を発信していきたいと思います。

 

致知の7月号の記事の中から、今回私が選んだ記事は「カンボジアの地雷撤去に我が後半生を懸けて」です。

 

◆カンボジアの地雷撤去に我が後半生を懸けて
https://www.chichi.co.jp/info/chichi/pickup_article/2019/07_takayama_kamiwatari/

 

 

今回の記事で印象深かったのは、高山さんの「行き当たりばったりにやってきたんですが、不思議とそれが全部いまに繋がっているんです。だから人生、あまり深く考え過ぎない方がええんじゃないかとも思うんです(笑)。それも踏まえて、私は子どもたちに話をする時に『頑張るな、楽しめ』とよく言います。日本人というのは非常に真面目で素晴らしいけど、真面目過ぎて融通が利かん面もある。多少は不真面目な部分も必要じゃないでしょうかね。」という内容です。これは自分自身の人生を振り返ってみても、とても共感するものがありました。

 

ちょうどこの1ヵ月を振り返ってみると、驚くことに月の半分を福岡の「聴福庵」で暮らしながら働いていたことになりますが、そんな新しい分野での仕事や普段と違う働き方は大変ながらもとても新鮮で充実した楽しさもあり、「大変だから楽しくない」ではなく「大変だけど楽しい」でもなく「大変だから楽しい」という価値観もあるのだと感じるものもありました。

 

また、ある意味で枠を外れた仕事やオリバー君を含め新鮮な仲間との出逢いによって、自分がだいぶ凝り固まっていたことにも気付き、本来自分が大事にしたいと思っていた子ども心を守って、もっともっと制限、束縛しているものを解放し、夢に向かって楽しんでいきたい、自分の可能性を広げもっと役立ちたい、と素直に感じさせてもらいました。

 

それはある意味では今の常識ではなかったり、既存の価値観に合わなかったり、不真面目に見えるものなのかもしれませんが、それでも、持続可能であろう競争ではない協働社会へと繋がるよう、自分の刷り込みに負けず未来を見た働き方を大事に、自分自身が1日1日を笑顔で楽しく過ごしていくことは、子どもが憧れる働き方という意味でも、自分ができる大事なことだと感じています。

 

小さなハチドリが、燃える森にくちばしで水のしずくを1滴ずつ運んでは火の上に落とす「ハチドリのひとしずく」のお話がありますが、せっかくなら、深刻に大変そうに頑張ったり、そのことで周りの気をひこうとするのではなく、火が消えることを信じて自分にできることがあること、それができる幸せがあふれ出るくらいに楽しむ姿から、自然と周りを巻き込むようでありたいと感じます。それは、私自身が憧れる大人像でもあり、無理のない自然な姿だと感じるからです。

 

この先も行き当たりばったりになりそうな予感ですが、巻頭言にもあるとおり、自分にしかない与えられた運命を喜んでありがたく受け入れ出逢いを信じ、今できることを楽しみながら、自分の道を切り開いていけたらと思います。

 

かぐやかコーディネーター

宮前 奈々子