学び

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毎日更新。カグヤの日々の取り組みをご紹介。

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子どもが育ててくれるもの

通夜、葬儀を終えて今日帰宅をした際に
娘がマンション脇の一角に行く姿が見えました。

 

何をしに行っているのかと思ったら
去年亡くなったハムスターのお墓へお参りをしているところでした。

 

あれから毎日、学校帰りや何かの帰りに
お墓に寄っているのだと言います。

 

ハムスターを飼いたいと言われた時、

 

「ただ飼いたいだけで、命の大切さを分かっているのだろうか」

 

「死んだら、新しいハムスターを飼いたいと安易に言い出すのではないか」

 

そんな思いが心に不安として出てきたことを思い出しました。

 

あの時、子どもを信じているという軸足を
外さなくてよかったと改めて思います。
振り返ればギリギリだったように思います。

 

不安に負けて軸足を外していたら、
きっと私は娘を信じられるまで
娘が私を信じさせるような言葉や態度を見せるまで
不安がなくなるまで、飼うことをためらったと思います。

 

ハムスターを飼うことでの学びや
ハムスターの死と向き合う中での学び、
そして、今も娘の中で生き続ける中での学びを
奪ってしまっていたかもしれません。

 

改めて、子どもと沢山対話するのは
親が子どもを信じるためではなく、
そもそも信じているからこそであるということを
忘れないようにしたいと思います。

 

存在そのものを信じているかどうか。
これは、相手の問題ではなく自分自身の問題です。

 

いつも試され、そして丸ごと信じていない自分自身を

突きつけられる機会が多々ありますが

 

日頃のこの試されごとをしっかりと受け取り、
信じる心を磨いてもらいたいと思います。

 

 

ミマモリスト
眞田 海