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毎日更新。カグヤの日々の取り組みをご紹介。

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文化のチカラ

カグヤでは朝8時に出社した後、クルー皆で行う様々な日課があります。

 

ツイてる体操、おもしろい話、追体験、一円対話、…など、どの実践にもそれぞれに意味があり、その環境や仕組みのおかげで、朝からイキイキと働くことや、理念や初心を確認して一日に臨むことに繋がっています。

 

そんな朝の日課(総称して「朝サミット」と呼んでいます)の中に、数ヶ月前から新たな実践が加わりました。

 

それがカグヤの『団欒(だんらん)ブレスト』というもの。

 

 

いわゆる「ブレインストーミング」のことですが、クルーが日替わりで順番にテーマを決めてきて、そのテーマに沿って皆で様々なアイデアを出していきます。

 

例えば、

 

「通勤電車をもっと快適にする(楽しめる)ための新たなサービスは?」

 

「2020年の東京オリンピックで、各国の人々に喜ばれるようなオモテナシは?」

 

などのお題が出され、それに対して「車両ごとに特色を出す(お笑い、読書、ヒーリングなど)」とか「オリンピック開催中は皆、和服で過ごす」とか、アイデアを出していくのですが、

 

「量を出すこと」と「(否定せずに)乗っかること」に重きを置いているため、ある意味ではとても無責任。

 

でも、だからこそ何でも出しやすく、またそれに皆が乗っかり合うので、トンデモナイ発言から面白い方向に話が進むこともあり、そんな雰囲気・空気感が何より大切だということで、この「団欒(だんらん)」の場を生み出すための仕組みとして、カグヤの文化になりつつあります。

 

まだ始めて数ヶ月であり、「あのブレストでの気づきがあったから今がある」というような直接的な手応えは全くないのですが、ふと振り返ると、ここ最近の会議の雰囲気が何となく変わってきている感じもあり、

 

もしかしたら、こんな風に「ふと場気がついたら変化していた」という感じのものが、文化のチカラというものなのかもしれません。

 

例えば研修などで直接何かを教えたり・教えられた方が「直接的な手応え」は得られやすいかもしれませんが、本当の意味で学んだり、育ったり、変わったりするためには、このような「気がついたら自然と変化していた」という文化のチカラの方が有効のように思います。

 

「環境を通して行う保育や教育」と言われますが、私たち大人にとってもそれは必要であり、そんな仕組みや文化を創り上げ、世の中に還元していきたいと思います。

 

ビジョンリスナー
大河内 盛友