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関東大震災から100年

10万人以上が犠牲となった関東大震災から今日で100年。

 

国は関東大震災が発生した9月1日を防災の原点として「防災の日」に定め、風化防止に取り組んできましたが、近年も大規模な自然災害が頻発する中で、この原点をどう繋いでいくかが問われています。

 

その中で気になったのが、関東大震災の際に、地震による激しい揺れや火災と並んで、人々を怖がらせたのが「デマ(流言)」だったということ。「富士山が大爆発した」とか「井戸に毒を入れられた」といった根拠のないうわさが広がり、殺傷事件まで起きてしまったそうですから、おそろしいですね。

 

更に驚きなのが、100年前にもかかわらず「フェイク画像」が作られていたとか。ねつ造された画像が、震災の惨状をとらえた写真として、世の中に広まっていたそうです。。。

 

100年たった今は、SNSもあって当時にも増して災害が起きると様々な情報が飛び交うようになりました。

 

その多くが、被災した人たちにとって役立つ、安心に繋がるものですが、中にはあやふやな情報が混じっていることも事実。東日本大震災の時にも、同じようにデマ情報が流れてきたことを思い出しましたが、災害に対する「不安」や「善意」から、自分がよかれと思って拡散した情報でも、時には混乱させてしまうおそれもあります。

 

情報の真偽を見極めることは難しいですが、伝える前に「この情報は本当なのか、根拠はあるのか」と、少し冷静に立ち止まって考える習慣をつけることは、少しでも被害をおさえることに繋がると思います。

 

改めて、防災や復興の教訓を学び、日常からできることにも目を向けて備えたいと思います。

 

 

かぐやかコーディネーター

宮前 奈々子