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社内木鶏 ~2019年11月~

本日は、月に一度の「初心会議」でした。

 

毎月、初心会議の朝には、皆で人間学を学ぶ月刊誌「致知」を読み、自身の実践と照らし合わせながら、皆で感想を共有し学び合う「社内木鶏」を行っています。

 

◆社内木鶏
https://www.chichi.co.jp/study/contentsstudy/shanaimokkei_about/

 

そんなわけで今月もこちらのブログで感想文を発信していきたいと思います。

 

 

致知の11月号の記事の中から、今回私が選んだ記事は「介護の詩」です。

 

◆介護の詩
https://www.chichi.co.jp/info/chichi/pickup_article/2019/11_fujikawa/ 

 

今回の記事でとても共感したのは、「母の遺言」の詩にある「母を刻んだ私をどう生きていくか それが命を繋ぐという事 この私自身が母の遺言」という内容です。

 

介護をしたこともなければ、両親も健在の中でこちらの言葉の重みはなかなか理解できないところはありますが、単に親子などの血縁関係だけでなく、また、死ぬ時だけの遺言に関わらなくても、相手の存在に向き合いそこから学んだことを自分に刻み、自分がどう生きるかで「命を繋ぐ」ことはできるような気がして、だからこそ、その生き方が大切なのだと教えてくれているよう気がしました。

 

今月を振り返ってみても、香川&岡山出張やロードマップなどの商品開発、臥竜塾生たちとの打合せや、一円対話を通してのフィードバックなど・・・新しい出会いだけでなく、「新しい関係性」というものに意識と行動が変わってきていることを感じます。それは、これまでのように自分たちが訪問してやってあげる、教える、育てるの意識ではなく、お客様やパートナーなど周りの人に来て頂き、会社見学をしてもらったり、一緒に体験し、長所を見て学び合う、育ち合うというような、一方的ではなく相互の関わりを大事にするもので、そこには上下がなく平等で、自立し自主性によって保たれているような関係です。

 

また、できるかぎりそんな関わりが網目のように広がっていくような場、仕組みも皆で考えているところですが、正直、社会の形がこうなったらいいなぁと感じるものもあるので、そういう意味でも、身近なところから体現できるよう、今頂いている仕事や役割に対して、丁寧に取り組んでいけたらと思っています。

 

もう10年も前に皆で鞍馬寺に行った際に、本堂にある「羅網(らもう)」にちょっと触ると羅網の一部が揺れ、やがてその揺れが広がって全体がゆらゆら揺れ輝いていたことを思い出しますが、そんな風に、自分が意識するかしないは別としても、皆繋がって存在し、様々な関係性の中で生かされていることも感じます。

 

今日はちょうど誕生日を迎えましたが、私自身もこの年まで、本当に沢山の人の生き様に触れ、感動しながら多くを学ばせて頂き、今にいたっていることをしみじみ感じます。そう考えると、何を子どもたちに繋いでいきたいかを大事に持って、関わりからの学びを自分自身に刻み少しでもいい働きをし、またそんな自分の働きから、子どもたちへと命を繋いでいけたらいいなぁと、改めて感じています。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子