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社内木鶏〜2019年10月~

毎月の初心会議で実施している「社内木鶏」。今月は到知の10月号の記事の中から、『料理に学んだ人生の妙諦』の記事を選びました。

お二人の対談記事を読む中で印象に残ったのは、「わしらはせっかく苦労してええ土をつくり、種を蒔いても、台風や獣が来たら一瞬でダメになる。あんたら料理人はええ野菜以外に見向きもせんが、ここでできるものには未熟なものも熟し過ぎたものも当然ある。全部活かすことを考えなかったら、料理人じゃないんのとちゃうか」というお話です。

 

私自身は料理人ではありませんが、日々起きることに意味や学びがあるのだと今月を振り返ると、藤堂さんがよく言われる、引き寄せの法則とはこういうことなのかな?と感じることがありました。それは、天然酵母の楽健寺酵母を大阪で分けて頂いたことです。

 

楽健寺酵母のパンを焼き始めたきっかけは、宮前さんがモーニングの際に、ご自宅で採れた小麦を使った丸パンを作って来られ、その時、「美味しいな、凄いなと思ったこともそうですが、それ以上に5年以上、楽健寺酵母を増し続けていることや、丸パン作りに挑戦してみよう!と至った気持ちに感じ入るものがあり、「酵母を分けてください!」と我が家でも楽健寺酵母生活がスタートしました。

 

あれから1年が経ち、パン工房の存在は以前から知っていましたが、中々機会に恵まれず、今回工房を訪ねるチャンスが巡ってきました。

 

出来立てのぶとうパンの後味はまるで、ワインを飲んでいるような香りで、発酵しているパンの美味しさを十分に感じさせて頂きました。あの時、宮前さんから酵母を譲って頂いていなかったと思うと、きっとこの機会には恵まれなかったと思います。

 

そして、山内夫妻にお会いした際に「これも縁やな~」と言って頂きましたが、百姓屋敷わらでの研修を受けられ、私の元に楽健寺酵母がやってきたこと、山内夫妻と直接お話させてもらえたことは幸運なことで、本当にご縁があってのことだと感じ、これが引き寄せの法則ということなのかと頭に浮かびました。

 

ただ、考えてみれば野見山さんや眞田さんを見ているとそういった機会をいつも引き寄せているように感じ、自分自身で引き寄せたのは今回が初めてだったのではないかと感じます。

 

宮前さんの実践から火がつきはじまった取り組みですが、楽健寺酵母が教えてくれることの多さを感じています。日々の出来事やクルーの働きからたくさんのことを吸収し、自分のものにしていけるよう学びを深めていきたいと思います。

 

ミマモルジュ
奥山 卓矢