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本来の治療

先日、出張先で体調を崩し、咳や鼻水そして声が枯れるなどの症状が出ました。

 

身体の外に排出する症状が出ているうちは、体の免疫が戦ってくれている証拠ですからそれ自体いい事なのですが、出張翌日に出社した際に熱っぽさもあったため、その日は早退して休養をとらせてもらいました。

 

出張中は外食が続いたこともあったため、早退後に家に着いたら、玄米と自家製の味噌を使ったみそ汁を昼食にとり、そして生姜湯を飲んで体を温めて、夜までぐっすり眠ることに。

 

すると、鼻水や喉の症状はさほど変わりませんが、熱っぽさはひき、随分と体が楽になっているのを感じました。

 

 

ある医師の方のお話の引用になりますが、現代医療である西洋医学は「病気を治すため存在していない」と言われます。そのスタートは「資本主義」のスタートとほとんど同じなのだそうです。

 

お金持ちにとって労働者が「部品」のように扱われていた時代、過酷な労働のせいで身体を壊してしまう労働者に対して頭を悩ませたそうです。新しい人を雇うとまた0から仕事を教えないといけない、これでは逆に儲けが減ってしまう、なんとか出来ないか。彼らの興味のポイントは「いかに素早く労働力として復活させるか」ということでした。

 

割れたお皿を買い換えるとお金が掛かるから接着剤でくっつけよう、また壊れたらもう一回接着剤、完全に粉々になって使えなくなったら仕方がないから新しいのを買おう、これと全く同じ考え方で労働者をできる限り安く最大限に働かせたいという欲求から発達した技術、それが『現代西洋医学』だと言われます。

 

…少々行き過ぎな話のようにも聴こえますが、確かに事の始まりはそのようなものかもしれません。

 

現代で考えれば「本来の治療」が目的ではないとしても、そのお陰で「どうしても休むことが出来ない状況」という時に助けてくれるのが、この対症療法のよさでもあるとは思います。

 

ですが、例えばクスリが当たり前になり安易にそれに依存してしまったり、医者からいただいたクスリを添付文書も確認せずに飲み続けるというのは問題かもしれません。

 

自分の中にもともと備わっている自然治癒力を確認しながら、本当は何かと考えながら実践していきたいと思います。

 

ビジョンリスナー

大河内 盛友