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忍道とは

先日、ある地域のマルシェで行われていた演武会を観に行ってきました。

 

任意団体『相州ノ忍』、こちらは「神奈川県から忍者を通じて伝える和の心」をモットーに、国内外へ忍者文化の普及活動を行っている団体とのことです。

 

 

非常に面白いと思ったのは、その繋がりから知ることになった『忍道』という言葉。私は空手道を中心に武道を行っていますが、忍術にも『道』という言葉が使われていることに驚きを感じました。

 

以下、『忍道』からの転記です。

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みなさんは忍者や忍術と聞いた時、どんなものを思い浮かべますか。暗闇で戦う忍者や、敵を攻撃する忍術を思い浮かべるのではないでしょうか。忍者・忍術のイメージの多くは、創作作品に影響を受けた誤解の中にあります。

 

忍術の極意、それは「和」です。その和を実現するために必要なこと、それが忍耐の「忍」となります。

 

世界に活躍の場が拓けた現代、私達は文化・言語・思想などの違いなどから時に争いを生じさせてしまいます。この争いが起こる所以は、何事もお互いに我慢ができないことから発生するものです。「忍」の精神を身に着けていれば、お互いに少しずつ耐え忍ぶことで、結果的には皆が仲良くすることができます。

 

各人が身につけることで世界に平和をもたらすもの。これこそが忍びの道「忍道」であると考えています。

 

忍道の理念は、「忍」を以て「和」を成すこと。争いの絶えない現代にこそ、忍びの精神が必要なのです。

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今回、代表の方とご挨拶をさせていただいた中で、その方のお人柄から伝わってきたものも「和」でした。

 

様々なものには脚色によりまたは意図的に異なったイメージを植え付けられることがありますが、ある一定の時代までのこの国の風土が育んだ文化の源流は、そのどれもが「和」の精神に根付いていることを改めて認識する機会にもなりました。

 

私自身が大切にしたいものもその源流だからこそ、イメージや常識に縛られずに何が本物であったのかを探求していきたいと思います。

 

ビジョンリスナー

大河内 盛友