ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/05/15

「自分を知る」

暖かい季節になりました。
身体を動かしやすい気温でもあり、
活発に動いても、身体への負担が少なく感じます。

そんな暖かい休日に
友人と一緒にテニスの大会に出てきました。

中学3年生に出てからなので、、、20年ぶりの大会ですが、
参加してみると、やはり普段の友人との練習や試合でやれることが
いざ大会となり、気の置けない仲間たちではない人々と行う事となると、
自分自身との戦いが本当に複雑に、難しくなり
普段の自分を出すことが出来ません。

普段出すことの無い「欲や自意識」が、
「観客」に見られること、
「他の選手」に見られること、
「目先の勝負」に気を取られることなどによって
どんどんと出てきては自分を支配していく事を感じます。

まさに感情劇と言うほどに、自分に現れてくる出来事は
「テニス」と言う競技、この大会を通じて自分を知ることになりました。

大会を通じて得たものは、勝敗による優越感や成績ではなく、
自分がどんな時に、欲にまみれるのか。
どんな時に周りを気にするのか。
どんな時に比較という感情に敗けるのか。
そして、それらをどうやって「欲や自意識」を
コントロールしていくのかと言う手がかりです。

自分自身の性格を振り返ると「欲深く」「貪欲」で
「感謝」や「謙虚さ」を忘れることが多々あります。

この数年で、少しずつ、自分をコントロールすることを学び、
自分を誰かや何かに役立てるすべを学んできていますが、
まだまだ変化の最中です。

体調管理や健康管理、自分との向き合いに始めたテニスも、
気が付けば当初の目的を忘れ、「我欲」の為に行ってしまう事も
あるのだと思います。

それは何もテニスに限った話ではなく、私生活でも、仕事でも一緒です。
何のためかを忘れ、また初心者の頃の気持ちや感情を忘れ、
目の前の出来事に私利私欲を注入してしまいます。

あまり、物事に固執せず、目的や初心を握り続ける努力をしたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海