自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/07/17

伝えていくこと

先日、あるお客様のところに訪問し、
そちらの経営者から、
保育園の創設理由やこれまでの背景などを
お聞きする機会がありました。

すると、なぜ今のような建物なのか、
なぜ今のように法人が大きくなったのかなど理解できたり、
その創業の純粋な動機が、心に響いたりと・・・

それまでの見え方が、ガラッと変わってくるのを感じました。

そして、その経営者は、
「こんな話、何年ぶりにしたかしら?」と仰られ、

どうやら、最近はそんな話もしないようで、
今、一緒に働く職員たちの中でも、
それを知る人は、3分の1にも満たないとか。

でも、こんな創業時の想いや背景を知ることで、
自分が働く職場や仕事に対しての捉え方も変わったり、
そこから、誇りややりがいに繋がったりすることを感じ、

知らないで働くのは、
職員にとってもなんだか勿体ないな・・・と感じました。

ただ、このような話は、
この保育園にかぎったことではなく、
意外に多いもので・・・

自分自身も、カグヤで働いてもう8年程になり、

この期間だけでも、会社にも色々なことがあり、
その度に、会社もクルーたちも変化をしてきたことを感じますが、

そのような経過を、後から入社した仲間と
どこまで共有していたかな・・・?

とふりかえると、
意外に話していなかったりすることもあります。

一緒に同体験をしていれば、
気持ちを合わせていくことも簡単ですが、

そうでない人とは、
あえて伝え、共有していくことが
思った以上に、大事なような気がします。

「自分が知っているからあたりまえ」とか、
「こんなこと伝える必要ない」とか思わず、

想いや背景など、あえて伝えていくことを
大事にしていきたいです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子