自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/07/04

意識することで

先日、ある保育園の園長先生が、

「人間の耳ってすごいのよ!
 補聴器では、全ての音が入るから雑音が入るけど、
 人間の耳は、聞きたいものしか聞こえないよう、
 絶妙に聞き分けているらしいのよ。」

と教えてくれました。

確かに、私たちの生活環境には、
実に細かい音が沢山ありますが、

耳をすませると、
普段は意識していない音が聞こえてきたり、

ヒソヒソ話なども、気にしていないと全く耳に入らないものが、
気になっていると、聞こえてきたりするものです。

また、以前ある方から、

「病気を宣告されたりすると、
 それを意識するようになるので、
 電車の中吊りや本、テレビなど、色々なところから
 急に、それに関係する情報ばかり目にするようになる。」

という話を聞いたことがあり、

耳だけでなく目においても、同じことがいえる気がします。

だからこそ、何に意識をおくのかは、
思った以上に大事なことなのかもしれません。

そう思うと、
自分の憧れやありたい姿などを、意識していくと、
それに近づくというのは、自然なことなのでしょう。

子どもたちがいつか夢をあきらめてしまうような
社会ではなく、

大事に守り続けて、
応援し合えるような社会に近づいていけるためにも、

そもそもどんな風になりたいのか、
どんな風に生きたいのか、何を実現したいのかなど・・・

「なんのために」からの、理念や初心を明確にして、

それを意識し続けられる環境を用意することを
大事にしていきたいです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子