自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/07/03

セミの鳴き声

この週末は、法事もあり
広島の祖母宅へきていますが、

庭では、もうセミが鳴いていました!

祖母宅の庭

東京ではまだ耳にしていなかったので、
いとこと一緒に「もうセミが鳴いている?!」と驚きつつ、
夏の訪れを感じています。

それにしても、こうしたセミやカエル、鈴虫の音色から
よく日本人は、情緒や風流を感じますが、

西洋人にとっては雑音と感じる
・・・ということを聴いたことがあります。

事実、映画でも時代劇など夏を表す時には
セミの鳴き声を効果音に使うことが多いですが、

海外の映画祭に参加するときにはあえて、
そのセミの鳴き声をカットするとか。

日本人は言語脳(左脳)で虫の鳴き声を聴き、
反対に西洋人は雑音と同じで、右脳でそれを処理するそうで・・・

長い歴史の中で、自然に沿って一緒に暮らしてきた日本人だからこそ、
聞こえてくる虫の音から、
風景を思い浮かべ、季節を感じていたのかもしれません。

そう思うと、暮らしの移り変わりによって、
聞こえてくる音だけでなく、
その捉え方も変わってくるのでは?!
とドキッともし・・・

改めて、子どもたちにも、
こんな風流を感じられる豊かさを残せるような暮らしを
大事にしたいと感じています。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子