自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/10/22

なんとか力になりたい

先日、ある保育園の経営者とお話しをする中で、
自分が分かっていないことが
沢山あることに気付きました。

自分自身、働くことは給料が高いかどうかよりも、
「やりがい」が大きく影響する・・・と感じていましたが、

その方も同感ではあるものの、

経営者の立場になってみると、
そんな話しを職員には言いづらくなった・・・
と仰られました。

自分は経営者ではないからか、
よく分かっていませんでしたが、

立場が変われば、
色々と変わってくるものがあることを、
先生のお話から痛感し、

更には、経営者は自分が思っている以上に、
孤独で頑張っている方ばかりなのでは・・・と思うと、

何ができるかは分からなくても、
「なんとか力になりたい」という気持ちが湧いてきて、

そんな時に、初めて自分は
相手の気持ちに近づけたのかもしれないと思いました。

人は、相手のことも
そして自分のことでさえ、
よく分かっていないものかもしれませんが、

繋がりの中で生きているからこそ、
「なんとか力になりたい」と思うことが自然なことで、

働く上でも生きていく上でも
大前提で大事なのだと感じます。

「自分はそんな気持ちで動いているかな?」と、
日々の自分の心を、見つめ直していきたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子