自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/11/16

間引き

昨日は、秋晴れの中、
実家の畑で、小麦を蒔きました。

小麦は、今年で3年目の取り組みです。

昨年は、自分で色々と実験・挑戦してみようと思い、

蒔く種の間隔も、
「密集・適度な間隔・ゆとりある間隔」と、
3パターンで、やってみましたが、

その結果・・・どれもよく実り、
収穫量の違いは、さほどなかったものの、

収穫後の、脱穀や籾摺りで、
小麦の質に、違いが出ていることが分かりました。

やはり、密集して蒔いた小麦は、
質があまりよくなかったことから、

今回は昨年の経験を活かし、

密集させずに、適度な間隔を意識して、
種蒔きを行いました。

ただ蒔いているうちに、少し欲が出てきて、
最初に蒔いた状態から
更に、少しずつ種を足していき・・・

それを正当化するように、
一緒に種蒔きをしていた父親に
「多かったら、間引けばいいよね?!」と言うと、

「最初から、多いと分かっているのに、
後から間引くのはどうかね・・・」と、父親からの言葉が。

間引かれる植物も生き物であることを考えると、
そんな自分都合な、軽い発言や考え方に、
不自然さを感じ、反省しました。

しっかりと、自然から学びながら、
もっと、命を大事にできる自分でありたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子