自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/09/22

授かりもの

週末、室礼のお稽古で、

そもそもお月見は、
「育ったこと、結果したことへの感謝を届ける儀式」
ということをお聞きして、

今まで、なんとなく月を眺めてお団子を食べる・・・
と楽しんでいましたが、
本当はもっと奥深いものなのだと感じました。

そう思うと、これまでなんとなくやっている行事について、
その由来や、そもそも「なんのため」ということは、
実は知らないことばかりであることに気付きます。

昨日、稲も人も同じだということをお伝えしましたが、
行事についても同様で、

今回も、稲やお芋などが育つと「お月見」で感謝祭を行いますが、

人でいえば、「七五三」や「成人式」など、
育ちへの感謝の儀式があるのでしょう。

「子は天からの授かりもの」という言葉もありますが、

子どもだけでなく、お米にしても何にしても、
先人たちは、どんなものも「自分のもの」ではなく、
「授かりもの」の意識があり、

だからこそ常に謙虚で、感謝の気持ちもあったのでしょう。

それは、自分の命でさえも同じかもしれません。

先人に見習い、
自分自身も「授かりもの」の意識を忘れずにいたいです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子