自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/09/21

日本は見守る文化

昨日の室礼のお稽古は、
「お月見」がテーマでした。

「お月見」は、夜空に輝く満月を鑑賞する
大変風流な行事ですが、その起源をきくと・・・

月が欠けて満つることにちなみ、
ものの結果したことに感謝するお祝いの儀式、

また、生命の満ち欠けへの連想から、
自分に生命を繋いで下さった祖先の霊を忍ぶ日、
でもあったそうです。

先生から、お稽古のはじめに、

「日本文化は、稲作文化です。
稲作文化は、育てる文化、待つ文化です。

それは、稲だけでなく、人も同じこと。

お月見の室礼をしますが、
決してお団子を飾るのが文化ではなく、

本来は、お米をつくって、お団子をお供えして、
収穫の感謝をお届けすることが、お月見の行事です。」

とお話しがありました。

日本はずっと長い間、米づくりをしており、
ものをつくる、育てる、育ちを待つ文化なのだと教わり、
それはまさに「見守る文化」なのだと感じました。

稲も人も同じだと考えると・・・

稲(子ども)の育ちを祈り、
稲(子ども)の育ちをよく見て、
稲(子ども)に必要なタイミングで手をかけながら、
その間ずっと、稲(子ども)の育ちを信じて待つ。

それは、「見守る保育」に通じていて、
日本らしい保育の姿であり、とても自然なことだと感じます。

先人たちが積み上げてきた「日本らしさ」を、
いま一度見直し、大切にしていきたいです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子