自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/09/22

土台ジャッキアップ

聴福庵は、築110年の古民家ですが、長い年月をかけて、家が傾いてしまったということで・・・

 

昨日はその傾きを戻すため、棟梁はじめ、ジャッキアップのプロの方など大工さんたちが来られ、土台のジャッキアップをするという・・・家にとっても私たちにとっても貴重で大事な日。

 

そんなわけで、その様子をご紹介したいと思います。^^

 

聴福庵の1階にあった物を2階や別の部屋に移動した後、

 

ジャッキアップ1

 

まずは養生して、

 

ジャッキアップ2養生

 

襖などを取り外し、

 

ジャッキアップ2襖

 

その後、畳や、

 

ジャッキアップ2

 

その下にある板も番号をふった上で、

 

ジャッキアップ3

 

どんどん外していきます。

 

ジャッキアップ4

 

そして、ついに床下が見え、下がっていると言われていた柱の下部分も見えてきて・・・想像を超えるあまりの細さにビックリ!

 

ジャッキアップ5

 

「よくもこの細さで耐えていたな・・・」と感じるほどに、なんだか痛々しくも見えました。

 

そこから、いよいよ「ジャッキアップ」ですが、ご用意頂いていた「ダルマジャッキ」では上がらない・・・ということで、棟梁が知り合いの方から「鉄砲ジャッキ」を借りにいって、

 

ジャッキアップ6

 

ジャッキアップ7

 

レーザーレベルで、高低差を見ながら、

 

ジャッキアップ7レーザー

 

土台を上げていき、床下に束を足して、

 

ジャッキアップ8束

 

ジャッキアップ9

 

ついに5~6cm程土台を上げて、家が水平になりました!

 

それにしても、よくよく考えたら、今回の土台をあげるという修理は、人で言えば、大手術のようなもの。

 

床下の柱部分をみるまでは、ジャッキアップの様子など、めったにないものが見られることもあって、どこかワクワク気分でもありましたが、いざ、細い柱の下部分を見てみて、ようやく聴福庵の悲鳴が聞こえてきたような気がしました。

 

そして、今の今まで、よくねばって耐えていたなと思い、なんだかそこに聴福庵の生き様も見えたような気がしました。

 

お仕事が終わり、大工さんたちも帰られて、聴福庵も妙に静かな様子でしたが、もしかしたら、そんな大手術が無事に終わり、術後で安静にしていたのかもしれません。

 

ジャッキアップ10

 

いつも自分が中心で色々なものを見たり考えたりしていることが多いですが、たとえ相手が人ではなく、家や物であっても、もっと、相手をおもいやったり、寄り添ったり、
心配したり・・・と、相手の声を聴いていこうと思います。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子