ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/10/27

「一体に」

水槽の環境造りが進んできました。

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微生物が住み着く住居として、炭を用意しましたが、
この炭が水の中に沈んでいくには数日かかります。

4日かけてゆっくりと沈み始めました。

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水槽の底で横たわる炭の中には
沢山の微生物がこれから住み着き、

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嫌気性微生物や好気性微生物たちが
ふんなどの有機物やリンやアンモニアなどを
取り込んでは分解し、水や二酸化炭素、窒素へと変えて行ってくれます。

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一グラムの炭で表面積はテニスコート一面分。
一キロで東京ドーム6個分。

その広さに住み着く微生物はどれくらいなのでしょう。

改めて炭の凄さを実感するとともに、
魚のえさが糞になり、糞が水や二酸化炭素になり、
リンやアンモニアが窒素になり、、とどれもが無駄なく
循環していく無駄のなさに自然界の強さを感じます。

子どもたちや私たちを取り巻く環境も、
本来はどれも自然界のものなのですから
無駄のないものなのかもしれません。

自然と一体となり、地球と一体となり、
自然のリズム、地球のリズムで生きることが
無駄のない生き方にちかづいていけるのかもしれません。

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ミマモリスト
眞田 海