ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/10/28

「聴くこと」

日々過ごす中で後味の悪い瞬間があります。

その中の一つに、人と対話する姿勢があります。

言葉もやり取りも見た目は丁寧でいても、

「相手に聴く理由」が「自分の思い通り」にいかせる為であったり、
「自分の正しさを証明したい」為だったり。

すると、聴いているようで聴いていないことを実感します。

今日もお客様とのやり取りの中でも、
そして仲間の相談事にも、
耳を傾けているようでいて、

「こうやって行くと善いのではないか」と事前に考えていたことがあり、
「自分の思い通り」に聴いていたり、
仲間の相談事にも、寄り添って聴いていたはずが、
「自分の正しさを証明」するかのように
聴いている瞬間がありました。

その瞬間に自分の中に鈍痛のような
違和感が広まっていきます。
振り返るほどに申し訳なく、
後味の悪い瞬間です。

心を寄せる理由が
「自分が心を寄せる人でありたいから」と願っていても、
ただ自分の思い通りにしたいだけのようになってしまっては
本末が転倒してしまいます。

この本末が間違わないようにすることが
何よりも大切なのだと改めて痛感します。

家庭も仕事も、自分の時間の使い方も体調も。
全体が上手くいく時はいつも本末がしっかりとしています。

本末に気づくチャンスとして、今日のこの痛みも
大切に受け止めたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海