ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/06/15

「感性」

大人になればなるほど、
勉強すれば勉強するほど、
人は感性よりも理性で考えるような気がします。

理屈は記憶を呼び覚ませば出てきますし、
何度でも同じことを思い出すことが可能です。

しかし、感性はそうは行きません。
記憶で呼び覚ませることは出来ず、

目や耳、心を澄ましてみたり、
心を動かしてみたり。

理屈と違っていつも同じでもなく、
毎回毎回、心を使っていかないと感性はさび付いていきます。

哲学者のカントは理性と感性の違いを下記のように言っています。

    担当 対象 技法 視点  効力  拘束性 性質  自由度

理性  左脳 技術 分析 客観的 規範的 義務的 画一性 低い自由度

感性  右脳 道徳 統合 主観的 利己的 権利的 多様性 高い自由度

カントは理性がもてはやされる時代を憂い、理性と感性、両方を持つ豊かさを
訴えていました。

理屈では子ども一人にも寄り添う事はできない。
自分自身の子育てを通じて痛感しています。

そしてまた、感性だけでは、毎回毎回が出たとこ勝負のようになり、
長く続けることが出来ないように感じています。

どちらがいいという事ではなく、
両方の良いところを活かしあうためにも、
やはり私は、まずは心・感性が豊かである必要があると感じています。

いつも頭に意識が行きそうになるからこそ、
心を働かせることを大切にしていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海