ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2015/07/25

「独自性」

先日大阪の先生よりお急いて頂いた言葉が
今も響いています。

「“独自性”とは何かということなんですが、
善く、私は私の“独自性”があるからということで、
見学や学びをしても、自分流で取り入れていく人がいるじゃないですか。
それについて僕の師匠が教えてくれたんですが、“独自性”とは
丸ごとまずはその人のやっていることを真似てみて習得してみて、
そのうえで『もっとこうやったら善くなる』というところにたどり着いて
初めて“独自性”というところにたどり着くんだと教えてもらったんです。」

そう先生は仰います。

自分を振り返っても思うことがあります。
丸ごと受け入れて丸ごと真似てみよう、真似られるまで
練習しよう。そうやって挑戦しているだろうか。
その前に自分流でやろうとしていないだろうか。

自分流の工夫は悪いことではないと思います。
そして、自分流に工夫してみればそれなりに工夫した分だけ
進展もあります。

しかし、丸ごと真似られた世界を見ることは出来ません。

それについて、先生は
「例えばゴルフでいえば、タイガーウッズの打ち方や練習方法、考え方を
丸ごとと真似てみて、習得した中での『自分流』を見つけられる人と、
最初から『自分流』で練習する人。どちらがタイガーウッズに近づけるでしょうか。
どちらがゴルフがうまくなるでしょうかと考えれば一目瞭然だという事も
師匠から教わりました。」

と仰います。

丸ごと真似るという意識と覚悟がなければ、自分の意識や常識から飛び出して
成長していくのはとても困難で時間が掛かり、苦しいことなのだと感じます。
だからこそ、先人の力をお借りし、自分をその智慧で磨かせて頂き、
磨きに磨く中で出てくる「自分らしさ」との出会いを楽しみにしていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海