ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2015/07/22

「見守り合いの文化」

昨日は暑かったですね‼‼
東京も35度。
外回りをしていて気づくのは、、、

「まだ体は梅雨明けしていない‼‼‼」

という事でした。笑

自然と共に体も変わっていくのだと思いますが、
まだまだ、暑さに身体が驚き、頭痛がするくらいでした。

梅雨明けからの数日は、余計に体に心を配り、
夏と順応させていきたいと思います。

昨日、複数の施設をお持ちの理事長と
商談の機会を頂きました。

これからリーダーになっていく人々をどのように育てていくのか。
そこが課題だと先生は仰います。

・今までのように、職員を育てようとしても今の職員は心が折れやすいと感じてしまう。
・育てるのも大事だけれども、辞められてしまってはせっかく育てた人や時間が無駄になってしまう
・辞められないようにと考えると職員育てが難しい
・潰れてしまうから出来る人にばかり仕事を集めることはしたくない
・一つの施設だけではなく、法人全体で出来るような仕組みにしていかないといけない
・分かってはいるけれども、、、矛盾しているけれども、時間はなるべくかけたくはない。
・長く継続していかないものでは意味がない

そんな思いを伝えて頂きました。

そして、その思いは保育園に限らずどんな組織でも共通することなのではと感じます。

実際にカグヤでも同じ課題が以前からあり、その課題を様々な実践から
乗り越えようとしています。

・カグヤでは上司や経営者が、社員を直接的に育てようとする考えを辞めました
→教えないと育たないのではなく、そもそも人は育つのだからその環境を用意しようという考え
(見守る保育)

それは、環境(文化)で人を育てるという方向転換だったのかもしれません。
人は、50年もあれば、どんどんと入れ替わってしまいます。
しかし、文化は大事にされていればされるほどに、磨かれ、質が高まっていきます。

対話の文化・理念から振り返る文化・チームで仕事をする文化・お互いのらしさを活かす文化
思いやりの文化・感謝の文化、、、

そういった文化の中では人は勝手に仲間を見ては真似たり憧れたりしていきながら
自問自答して育っていくのだと感じます。

それは、まるで異年齢の文化・習熟度別の文化・選択制の文化のようで、
やはり、見守る保育から学ばせて頂いてることばかりです。

子どもを見守る保育を行うのであれば、大人たちも見守り合える環境を。

私たち自身、まだまだ課題もたくさんありますが、
その課題を、誰かだけが乗り越えるのではなく、
文化や環境が乗り越えさせてくれるような、
そんな豊かな見守り合いの環境を作っていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海