ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2015/05/19

「信じること」

昨日、お伺いさせて頂いた園で、教えて頂いたことがあります。
それは、オランダにあるホフヴェイという介護施設です。

http://www.cnn.co.jp/world/35034732.html

その介護施設の創設者は、自分自身がずっと介護にかかわる中で、
自分の親は入れたくないと思い続けていたそうです。

そこで、自分の親をも入れたいと思う介護施設とはと言う事で
一念発起し、作り上げたのは、
「個々の入居者のそれまでのライフスタイルを大切にしながら、
できる限り普通の生活をしてもらう」
がコンセプトの介護施設。

通常の介護施設は一人の介護士に対して、数人の人々が割り当てられ、
一斉の生活や集団ありきでの行動が常ですが、利用者の自主性や主体性に
重きを置こうとしています。

ということで、1.5ヘクタールある広大な施設の中には、
文化や宗教、工芸などの7つのテーマにわけられて、
それぞれが映画のワンセットのようになっており、
美容院や劇場、飲食店などがあります。

その従業員は介護施設の従業員です。

利用者のそれぞれの興味関心、主体性を発揮できる環境づくりと、
それを見守る人々で構成される街は生きる力を育むようです。

通常の施設よりも、薬の使用量は減り、寿命は延びていきます。

この施設を見ていくと、老人を「できない人」と見るまなざしと
「出来る人」と見るまなざし。その違いを感じます。

出来ると信じているから、それがやりやすい環境を用意する。

出来ないと信じているから、代わりに大人がやってあげようとする。

どっちが一体本人にとっての有難いことなのか。

見守るためには人を信じること、だから自分を変えていく事。
そこが大切なのだと改めて教えて頂く機会となりました。

ミマモリスト
眞田 海