ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/10/14

「生き方と働き方」

今日は月に一度の初心会議でした。

「何のために自分はこの仲間たちとここで働いているのか」
「自分達は何のためにこの会社で働くのか」

その初心を忘れてしまえば、
生きることと働くことが分かれてしまいます。

そして、妙なもので人はその初心を気が付けば忘れているものです。
自分自身、毎日のこのブログで振り返りながらも、
その振り返っている時ですら初心を忘れて忙殺されていることも多々あります。

だからこそ、この初心会議で理念を実践し、磨き、
仲間の立志から学び、感化され、思い出し、
理念を語り合う環境を用意してます。

「理念や初心は仕事でやる物ではなく、人生でやるもの。
それが、生き方と働き方の一致ではないか」

今日の社長の発言が心に響きます。

子どもたちに残したい生き方や働き方を想う時、
理念や初心を仕事としてやるから無理があるのだということ。

北海道でアイヌの方々の祭りに少しだけですが触れさせて頂いた時や
お祭りを28年続けていらしゃるレラさんにお話を聴いたとき、
アイヌの方々は生きるという事と働くという事が分かれていないだけでなく、
その生活そのもので生きる知恵や道徳、自然の摂理、善悪を伝えていらっしゃいました。

それも、文字を使わずに。

そもそも、生き方と働き方を一致させていれば、
教育や伝承、平和や共生、すべてが纏まって行われて行くのだと
アイヌの方々から学びました。

それらを一つ一つ、分けていくからこそ、
それぞれに歪みが産まれているのだと感じます。

保育園でも、
教える側と学ぶ側に分けたり、
年齢で子どもたちを分けたり、
生活や遊びと教育を分けたり、
日本文化と保育を分けたり、
行事と普段を分けたり、
様々な事を分けるからこそ、歪みが生まれているのだと感じます。

分かれてしまったことを一つにしていくことが
これからの時代に必要なのだと感じます。

一つにしていく豊かさを、味わい、
自分自身も変化して生きながら、
広めていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海