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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

七五三の室礼 ~2023年~

もうすぐ11月15日「七五三」ということで、和楽の床の間でも七五三をテーマに室礼を行っています。

 

 

七五三は、7才、5才、3才の子どもの成長を祝う行事ではありますが、今回は自分の誕生日が近いこともあり、この機会に無事成長し大人になりここまで生きてこられたことに対し、両親への感謝の気持ちで室礼を行いました。

 

五色の結び紐には、これからも五常(仁義礼智信)を自分自身大切にしながら、その生き方や働きを通して次世代の子どもたちへと繋いでいけるよう願いをこめて結びました。

 

花器には、父からもらった種から育ったコスモスとムベの木を。

 

 

ムベの木は、芽が出て初めの年は三つ葉、次は五つ葉、その次は七つ葉と、成長に合わせて葉っぱの葉数が増えていき縁起の良い七五三の木と言われているそうです!

 

 

また、それぞれの盛り物に込めた想いはこちら。

 

 

柿:「嘉来(かき)」で喜び来たるの意味から。

 

ムベ:七五三の縁起木と言われるムベの実。古代より「食べると不老長寿になる」とも言われている果実。

 

ねずみ瓜:代々繋がってきたことへの感謝と、これからも繋がっていくことへの願いを。

 

千歳飴:長くまっすぐな飴に、素直にまっすぐな成長、千歳の長寿を願います。

 

紐:鱗文様は厄除けを意味します。

 

くくり猿:紅絹(もみ)で作った猿を両手両足を一つにくくった「難を去る」の縁起物。

 

今回、コスモスは両親との思い出がよみがえり・・・

 

◆コスモスを見て・・・
https://www.caguya.co.jp/kurashi/50722.html

 

また、神社で千歳飴をいただいた際には、小さい頃の七五三のお祝いの時に、この長い袋を地面に引きずって歩いていた記憶がよみがえり、ずいぶん大きくなったものだと思いつつ、同時に健やかな成長を願ってくれていた両親の気持ちが時を超えて伝わってくるようでもありました。

 

 

そう考えると、ここまで生きてこられたこと、両親だけではありませんが、本当にたくさんの愛情、見守り、祈りがあってこそだと、改めてありがたい思いです。

 

せっかくの機会ですから、七五三の年齢の子どもがいなくても、成長を祝う気持ちや、自分の成長を願ってくれた両親への感謝の気持ちから、七五三の室礼をしてみたり、当日を過ごしてみてはいかがでしょうか。^^

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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