自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/02/26

桃の役割

昨日の室礼のお稽古では、
ひし餅の三色についての話になり

「こちらのピンクは何の意味か?」
という先生からの問いに、

「桃の花で、厄払いの意味です。」
と答えた生徒さんがいました。

すると「なぜ桃が厄払いなのですか?」
と更に問いがあり、
私たち生徒は、沈黙・・・^^;

すると、先生が、

「日本国家ができる時に、
桃の役割があったのですよ。」

と、ある神話を教えて下さいました。

それは、黄泉の国に行ったイザナギノミコトオが
イザナミノミコトから逃げる際に、
桃の実で、黄泉の国の軍団をやっつけた
・・・というお話。

◆黄泉の国
http://www15.plala.or.jp/kojiki/izanagi_izanami_05.html

ものには原点があるのが自然ですが、

特に、年中行事など長い歴史のある
伝統的なものには、

自分では想像もつかないような
原点が潜んでいることを感じました。

時代の変化によって、
カタチは新しくなったとしても、

根底に何があるのか、
どんな流れがあったのかをしっかりとつかみ、

次世代に繋いでいきたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子