昨日の室礼のお稽古では、
ひし餅の三色についての話になり
「こちらのピンクは何の意味か?」
という先生からの問いに、
「桃の花で、厄払いの意味です。」
と答えた生徒さんがいました。
すると「なぜ桃が厄払いなのですか?」
と更に問いがあり、
私たち生徒は、沈黙・・・^^;
すると、先生が、
「日本国家ができる時に、
桃の役割があったのですよ。」
と、ある神話を教えて下さいました。
それは、黄泉の国に行ったイザナギノミコトオが
イザナミノミコトから逃げる際に、
桃の実で、黄泉の国の軍団をやっつけた
・・・というお話。
◆黄泉の国
http://www15.plala.or.jp/kojiki/izanagi_izanami_05.html
ものには原点があるのが自然ですが、
特に、年中行事など長い歴史のある
伝統的なものには、
自分では想像もつかないような
原点が潜んでいることを感じました。
時代の変化によって、
カタチは新しくなったとしても、
根底に何があるのか、
どんな流れがあったのかをしっかりとつかみ、
次世代に繋いでいきたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子